サイトのSEOを強化する12のコツとは?上位表示のための対策教えます
Webサイトを運営する目的は、企業さまによって理由は様々あります。
名刺代わり、商品を販売するため、新規顧客を獲得するためとWebサイトを運営する目的によって、運営方法や制作方法が異なってきます。
その中で商品を販売するためや、新規顧客を獲得するためにWebサイトを運営している企業さまによく聞かれることは、「ホームページを持っているけど、なかなか成果が出ないんだよねー」という言葉です。
それもそのはずです。
サイトはただ作っただけでは集客できず、しっかりとマーケティングのノウハウを持った制作会社が作り、運営方法を考えなければ成果が出ません。
成果を出すためには様々な方法がありますが、商品を販売するためや、新規顧客を獲得するためであれば、まずはSEOを強化して検索上位を目指す必要があります。
しかし、一口にSEOを強化すると言っても、具体的にどのような対策をすればいいか分からない企業さまが多いのも事実です。
そこで今回は、SEOを強化するために、押さえておくコツを紹介します。
Webサイトが検索されて上位に表示されなくて困っている人や、最近Webサイトの運営を始めた人は参考にしてください。
SEO対策はなぜ必要?
SEO対策をすれば、Webサイトの閲覧者が増えます。
閲覧者が増えれば、コンバージョンの向上につながります。
なお、コンバージョンとは、Webサイトを通じて販売や新規顧客の問い合わせを獲得できる成果のことです。
運営しているWebサイトのSEOを強化すると、GoogleやYahoo!などの検索エンジンのアルゴリズムに判別されるようになります。
検索エンジンにきちんとWebサイトの情報を伝えて、「良いサイト」と判別されれば当該サイトは検索上位に表示されるのです。
そのため、コンバージョンを目的とした、Webサイトを運営する場合は、SEO対策をしっかりすることが重要になるのです。
そもそもSEOってなに?
SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」のことです。
簡単に説明すると、検索エンジンで何らかの語彙(キーワード)が検索されたときに、WebサイトがGoogle検索や、Yahoo!検索で上位に意図的に表示されるようにすることをSEOと言います。
SEOを強化するための具体的な方法には、次のようなものがあります。
- インターネットを利用する人にとって、価値があるコンテンツをWebサイトで提供する
- Webページをインターネットの利用者が使いやすいように、最適化して内部施策対策をする
- 意図的なリンクではなく、自然発生する質が良いリンクを集めて外部施策対策をする
SEO対策をするメリット
WebサイトのSEO対策をすると、次のようなメリットがあります。
- インターネット上から集客が安定しやすい
- コストパフォーマンスが良くなる
- コンバージョン(CV)率が上がる
- ブランディング効果や認知度が高まる
SEOを強化するにはある程度の時間が必要ですが、きちんと対策をすれば上記のようなメリットを感じることができます。
SEO強化のために知っておきたいGoogleの検索品質評価ガイドライン
Googleの検索品質評価ガイドラインとは、Googleが公表しているWebサイトの評価基準のことです。
評価基準と言われても、ピンとこないかと思います。
簡単に言うと、Googleはインターネットの利用者が利便よく情報を探すために、知りたい情報をWebサイトはしっかりと公開しているか判断するための基準です。
WebサイトのSEOを強化したいのであれば、この検索品質評価ガイドラインの内容は必ずチェックしておきましょう。
どのようなWebサイトがGoogleに「良いサイト」と判断されるのか、詳細に記載されているので、目を通しておいて損はありません。
なお、Googleの検索システムは、Yahoo!でも採用されています。そのため、Googleの基準に合わせてSEOを強化することは、実質Yahoo!の対策にもなると言えるのです。
ガイドラインの中でも重要な「E-A-T」とは?
Googleの検索品質評価ガイドラインには、非常に多くの基準が事細かに記載されています。
すべてを頭に入れるのは大変なので、この章では重要とされる「E-A-T」について理解を深めましょう。
E-A-Tとは、Googleが高品質だと判断するコンテンツの特徴を表す造語です。
- Expertise:専門性がある
- Authoritativeness:権威がある
- Trustworthiness:信頼性がある
つまり、検索エンジンでWebサイトを上位に表示されるためには、「専門性が高く、権威性があって、内容を信頼できる」コンテンツを作成する必要があります。
簡単に言えば、実際の事実に基づいて分かりやすい文章でコンテンツを作れば、SEOの強化につながるというわけです。
YMYLについても知っておこう
YMYLとは、Your Money or Your Lifeの頭文字を取ったGoogleの造語です。意味は「お金や人生に影響を与えるもの」で、この造語もGoogleの検索品質評価ガイドラインに登場します。
GoogleではYMYLに該当するコンテンツに、厳しい基準が設けられているのです。例えば、金融や健康、時事問題、法律などに関するコンテンツは、YMYLの領域に含まれます。
YMYLに関するコンテンツは、人のお金や人生などに大きな影響を与える可能性があるので、信憑性に掛けるコンテンツが検索上位に表示されると、重大な問題を引き起こす危険性があると容易に想像できるでしょう。
運営するWebサイトでYMYLの領域に含まれるコンテンツを掲載する場合は、特に情報の正確性が重視されることを忘れないようにしましょう。
ホームページのSEOを強化するための12の対策
この章では、Google検索エンジン最適スターターガイドを元に、ホームページのSEOを強化するための対策を具体的に紹介します。
Webサイトの運用を始めたり、コンテンツを作成したりする前に目を通すだけでも、効果はあるのでしっかりチェックしておきましょう。
Google検索エンジン最適スタータガイド1.メインタイトルを見直す
Webサイトに掲載するコンテンツのメインタイトルは、検索結果に必ず表示される大切なものです。
メインタイトルを見ただけで、インターネットの利用者がコンテンツの内容を簡単に想像できるようにするのが好ましいです。
また、検索上位に表示させたいキーワードを含めるのもポイントです。
ただし、あまりタイトルが長いと、内容が伝わりづらいので注意しましょう。
2.ナビゲーションを分かりやすく
ナビゲーションとは、Webサイトに設置されている案内用のリンクのことです。
いわゆる、メニューボタンなどのことです。
Googleの検索エンジンスターターガイドには、検索エンジンにおいてナビゲーションは非常に大切な要素だと明記されています。
ナビゲーションを整理して分かりやすくすれば、当該サイトはユーザーにとって親切なサイトなサイトになります。
ナビゲーションを設置する場合は、「パンくずリスト」をうまく活用するのがおすすめです。
パンくずリストとは、Webページの上部か下部に内部リンクを1列に並べたものです。パソコンなどでWebサイトを閲覧したことがあれば、次のような表記を見たことがあるでしょう。
【パンくずリストの例】
Webサイト運営>SEOの強化方法>基礎編
上記のようなパンくずリストがあれば、ユーザーはページを閲覧した後に1つ前のページへ簡単に戻れます。
ユーザーにとって利便性が高くなるように、ナビゲーションを設定することが大切です。
3.見出しタグの使い方に気を付ける
見出しタグとは、文章の構成を分かりやすくするために、設定される章ごとのタイトルのようなものです。
具体的には、<h1>SEOを強化するための簡単な5つの方法</h1>や、<h2>方法①Googleの検索エンジンスターターガイドを熟読する</h2>というように使います。
見出しタグは<h1>から<h6>までの6種類あり、<h1>の重要度が最も高く、<h6>に近づくほど重要度が低くなっていきます。
見出しタグを使うと普通の文章よりも文字を大きく表示できるため、ユーザーがコンテンツを読みやすくなったり、重要なポイントが分かりやすくなったりするメリットもあります。
ただし、見出しタグを不用意に使用すると、コンテンツが読みにくくなってしまうこともありますので注意しましょう。
コンテンツのスタイルを整えたいだけなら、見出しタグではなく<strong>や<em>などのタグを活用するのをおすすめします。
あくまでも見出しタグは、ページの構成に関わるところに使用するものです。むやみに使用しないように、使いどころを慎重に判断することが大切です。
4.descriptionメタタグを設定する
descriptionメタタグとは、検索エンジンに対してコンテンツの概要を説明する文章のことです。descriptionメタタグを設定すると、ユーザーがキーワードを検索したときにタイトルの下にその文章が表示される可能性があります。(このとき表示される文章をスニペットと呼ぶ)
すると、ユーザーはサイトのタイトルだけでなく、スニペットの内容で閲覧する記事を選べるようになります。
誰が見てもコンテンツの内容がすっと頭に入ってくるような分かりやすい文で、descriptionメタタグを作成することが大切です。
1文もしくは2文ほどの短い文章で、端的にコンテンツの説明をすることをおすすめします。
5.画像にはaltテキストを付ける
画像にaltテキストを使用すると、何らかの原因で画像が表示されない場合に代替テキストが表示されます。
例えば、descriptionメタタグに関する画像をコンテンツに挿入していたのにユーザーの端末で表示されない場合、画像にaltタグを入れて「descriptionメタタグ」と記載しておくと、「descriptionメタタグ」というテキストが表示されます。
altタグを入れていないと画像もテキストも表示さないので、ユーザーはそこにどんな情報が記載されているのかまったく分からない状態になるわけです。
Webサイトを運営するときは、何か問題が起こった場合でもユーザーに対してできるだけ情報を提供できる仕組み作りをするのがポイントです。
6.リンクにnofollow属性を使う
“nofollow”を使うと、リンク先のURLに自分のサイトの評価を渡さずにすみます。
誰でも自由にコメントできるWebサイトの場合、信用できないリンクを貼り付けられることがあります(コメントスパム)。これをこのまま放置すると、スパムサイトにWebサイトの評価を渡すことになってしまうのです。
こうしたコメントスパムなどの被害を受けないようにするには、リンクに対して次のような”nofollow”属性を使用します。
<a href=”URL” rel=”nofollow”>スパムサイト</a>
一般的に使用されているブログのパッケージでは、掲示板やコメント欄に自動で”nofollow”が追加される機能があることが多いです。
しかし、デフォルトの設定になっていないケースもあるので、あらかじめよく確認する必要があります。
7.質の高いコンテンツを作る
質の高いコンテンツとは、次のようなポイントを押さえたコンテンツのことです。
- 他のサイトにはない独自の新鮮さがある
- 文章が読みやすい
- ユーザーの検索ニーズに応えている
- 関連キーワードが織り交ぜられている
- 口コミが活用されている
他のWebサイトと同じような内容のコンテンツを作成しても、質が高いとは言えません。そのサイトにしかない魅力があることが大切です。
メインのキーワードを検索するユーザーの気持ちや、行動をしっかり想定した上で、コンテンツを作成すると良質なものが出来上がるでしょう。
8.内部リンクをいれる
内部リンクとは、その名の通り、自サイトのリンクのことです。
関連記事に内部リンクを入れることで、運営しているWebサイト全体の回遊率が上がります。すると、ユーザーの滞在時間が長くなりやすく、直帰率が低くなりやすいです。
少し面倒に感じるかもしれませんが、内容が関連しているコンテンツ同士を内部リンクでつなげばSEOを強化できます。ユーザーにとっての利便性を高められるので、コンテンツの数が増えてきたらぜひ試してみてください。
9.適切なアンカーテキストを付ける
アンカーテキストとは、別サイトへリンクしているテキストのことを言います。具体的には、下のようなものです。
【アンカーテキスト例】
<a href=”URL”>リンク先のタイトル</a>
アンカーテキストを付けるとユーザーだけでなく、Googleに対してもリンク先のページの情報を伝えられます。
コンテンツとリンク先のページの内容に関連がある場合は、アンカーテキストを付けてリンク先のページについて簡潔に説明するといいでしょう。
また、ユーザーがパッと見て普通の文章と、リンクとを見分けられるような書式設定にすることも大切です。
なお、アンカーテキストを付けるURLは、先に紹介した内部リンクでも外部リンクでも構いません。
10.モバイルサイトもきちんと認識させる
スマホなどのモバイル端末でWebサイトを閲覧する人が多いので、モバイル対策も忘れず行いましょう。
今ではスマホでインターネットを利用する人が多くなってきましたので、対応は必須と考えてください。
11.ブログやSNSなどで積極的に宣伝する
Webサイトを他のブログやSNS、DMなどで積極的に宣伝するのも、SEOを強化するポイントです。
他のサイトなどで当該Webサイトを宣伝すると、被リンクが増えます。被リンクが増えればユーザーがコンテンツを発見しやすくなり、Webサイトの閲覧者が増えるメリットがあります。
新たなコンテンツを掲載するたびに既存のユーザーにDMなどで知らせたり、TwitterやInstagramで宣伝したりするといいでしょう。
ただし、手当たりしだいにいろいろな人に対して、Webサイトの被リンクをお願いするのは止めておきましょう。他のサイトからリンクを購入することも、Webサイトを運営していく上で有益とは言えません。
12.便利なツールを利用する
WebサイトのSEOを強化したい場合は、「Google Search Console」や「Google Analytics」などの便利なツールを最大限活用するのがおすすめです。
自分でWebサイトに関する分析をすべて行うのは非常に難しいです。しかし、こうしたツールを少し使うだけで高度な分析が簡単にできます。
Google Search Console
Google Search Consocsとは、運営しているWebサイトの順位をチェックしたり、検索順位を上げたりするために必要な、改善案を確認できるツールです。Googleが無料で提供しています。
Google Search Consoleに登録すると、次のような機能を使用できます。
- インデックスの問題の修正
- インデックスの再登録のリクエスト
- 検索クエリなどの表示
- スパムなどの問題の通知
- モバイルユーザビリティなどの解決
キーワードごとの順位やアクセス数などを把握したい場合は、Google Search Consoleの利用をしてください。
Google Analytics
Google Analyticsは、アクセスしたユーザーがどのような経路でWebサイトに来たかをデータで確認できるツールです。Google Search Consoleと同様に、Googleから提供されていて無料で利用できます。
ユーザーの行動をチェックすれば、運営しているWebサイトの良い点や悪い点が浮き彫りになります。
データの内容によってはコンテンツの内容を変更したり、宣伝方法を変えたりなどの施策を打ち出せるでしょう。
Webサイトを効率良く運営するためにも、Google Analyticsのようなツールを賢く使うことをおすすめします。
運営しているWebサイトにユーザーが来る前の行動を知りたい場合は、Google Analyticsをしてください。
上位表示させるにはKWの調査も大切
Webサイトを検索上位に表示させるためには、あらかじめキーワードについてしっかり調査することが大切です。
検索ボリュームをチェックしたり、競合サイトに目を通したりして、Webサイトを検索上位にするために情報収集を徹底しましょう。
検索ボリュームをチェックする
コンテンツを作成するときは、キーワードの検索ボリュームを確認しておきましょう。
ユーザーのニーズが高いキーワードは他のサイトと競合しやすく、検索上位に表示させるのが難しいことが多いです。
まずは、ある程度検索ボリュームがあって、競合性が低めのキーワードで検索上位を狙うことをおすすめします。
また、2つ以上のキーワードを組み合わせるテールワードで、コンテンツを作成する方法もあります。
上位表示されている競合サイトを調査する
キーワードが定まったら、一度検索エンジンで検索します。すると、競合サイトが表示されるので、上から順番にコンテンツの内容に目を通してみましょう。
競合サイトを調査することで、こちらが考えている検索意図と違いがないかを確認できます。
もしも、認識の違いがある場合はコンテンツの内容を修正したり、キーワードを変更したりなど適切な対応を取りましょう。
SEO強化なら当社におまかせください
ここまでSEOのポイントの一部を紹介してきました。
また、ここまで話してきたことは、インターネットを調べるとすぐに調べることができます。
しかし、Webサイトを運営していても、なかなか成果が出てこない企業さまが多いのも事実であります。
言葉で書かれているものをすべて理解し、実践できるスキルとノウハウがあってこそのSEO強化になりますので、今までWebサイトを運営してきて効果が感じられない、販路拡大のため新たにWebサイトを運用したいという企業さまはお気軽に当社へご相談ください。
特に中小企業さまの場合は、掛けられる費用も限りがあるかと存じます。
掛けられるコストに応じながら、その場その場で最適な方法をご提案させていただきますので、Webサイトで成果を上げたいと感じている企業さまからのご連絡をお待ちしております。
まとめ
今回は、SEO対策の重要性や強化するための方法を解説しました。大切なポイントをまとめると次の通りです。
- SEO対策はコンバージョンの向上につながる
- SEO=検索エンジン最適化
- Webサイトを運営するなら最低でもE-A-TやYMYLの理解が必要
- Google検索エンジン最適スターターガイドに目を通しておく
- 徹底的にキーワードを調査することが大切
今回紹介した内容を参考に、WebサイトのSEOを強化してみましょう。自分で対処するのが難しい場合は、当社に相談してみるのも1つの方法です。
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