ホームページには、営業時間や料金、サービス内容、アクセス方法など、さまざまな情報が掲載されています。
ところが、
「料金を知りたいのに、どこを見ればいいかわからない」
「サービスについて調べているのに、説明ページが見つからない」
「問い合わせをしたいのに、問い合わせ先がわからない」
というホームページも少なくありません。
情報そのものは掲載されていても、お客様が必要なときに見つけられなければ、その情報は十分に役割を果たしているとはいえません。
ホームページを作るときは、「何を載せるか」だけではなく、お客様が必要な情報へ迷わずたどり着けるかまで考えることが大切です。実際、サイト構造やカテゴリ名が分かりにくいと、ユーザーが必要な情報の場所を予測しにくくなることが指摘されています。
この記事では、お客様に必要な情報がきちんと伝わるホームページを作るためのポイントを紹介します。
目次[閉じる]
- 1ホームページに情報を載せるだけでは伝わらない
- 2お客様がホームページを見る目的を考えよう
- 3まずはお客様が探しそうな情報を書き出してみよう
- 4よく聞かれる質問はホームページ改善のヒントになる
- 5メニューを見ただけで何があるかわかるようにする
- 6情報を細かく分けすぎない
- 7必要な情報を整理して見つけやすくする
- 8大切な情報ほど目立つ場所に置こう
- 9スマートフォンでも情報を探しやすいか確認しよう
- 10検索からトップページ以外に来ることも考えよう
- 11問い合わせや申し込みまでの導線も確認しよう
- 12ホームページを作った本人以外に見てもらおう
- 13ホームページは公開したら終わりではない
- 14お客様になったつもりで自社ホームページを確認してみよう
- 15よつばIoTカレッジではホームページの活用方法も学べます
ホームページに情報を載せるだけでは伝わらない

ホームページを作ると、
「会社概要を掲載した」
「サービス紹介ページを作った」
「料金も書いてある」
というように、「必要な情報を掲載したか」を確認することが多いでしょう。
しかし、お客様にとって重要なのは、掲載されているかどうかではありません。
自分が知りたい情報を見つけられるかどうかです。
たとえば料金を掲載していても、
トップページ
↓
サービス
↓
サービスについて
↓
詳細はこちら
↓
料金
と何ページも移動しなければ見つからない状態では、お客様が途中で探すのをやめてしまう可能性があります。
トップページには、サイトの内容を伝えるだけでなく、ユーザーを必要な情報へ案内する役割があります。
お客様がホームページを見る目的を考えよう

ホームページを運営している側と、ホームページを見るお客様では、見ているものが違います。
会社側は、
- 「会社の歴史を知ってほしい」
- 「私たちのこだわりを伝えたい」
- 「この商品を紹介したい」
と考えるかもしれません。
一方、お客様は、
- 「自分が利用できるサービスなの?」
- 「料金はいくら?」
- 「いつ営業している?」
- 「どこにある?」
- 「どうやって申し込むの?」
といった、自分に必要な情報を探していることが多くあります。
実際に、当校の職業訓練を受講している方からも、地元企業のホームページを見ても知りたい情報が掲載されていないため、SNSで情報を探しているという話を聞くことがあります。
これは、ホームページがあっても、お客様が必要とする情報を十分に提供できていない場合があることを示しています。
もちろん、会社の歴史やこだわり、実績なども大切な情報です。しかし、それらを伝えることだけに意識が向いてしまうと、お客様が最初に知りたい情報が後回しになってしまうことがあります。
ホームページを作るときは、「私たちは何を伝えたいか」だけではなく、「お客様は何を知りたいか」という視点を持ちましょう。
お客様が必要とする情報を十分に掲載し、見つけやすく整理したうえで、会社の特徴や魅力を伝えていくことが大切です。
まずはお客様が探しそうな情報を書き出してみよう

自社のホームページを見直すなら、最初にお客様がどのような情報を探すのかを書き出してみましょう。
たとえば店舗やサービス業なら、
- どんなサービスがあるのか
- 料金はいくらなのか
- 営業時間は何時までなのか
- どこにあるのか
- 駐車場はあるのか
- 予約は必要なのか
- どんな人が利用できるのか
- 申し込み方法
- 問い合わせ方法
などが考えられます。
業種によって必要な情報は異なります。
重要なのは、自分たちが載せたい情報から考えるのではなく、お客様から実際に聞かれる質問から考えることです。
電話や店頭で何度も同じ質問をされているなら、その内容はホームページでも探されている可能性があります。
よく聞かれる質問はホームページ改善のヒントになる

「駐車場はありますか?」
「予約しないと利用できませんか?」
「料金はいくらですか?」
「初心者でも大丈夫ですか?」
このような質問を何度も受けている場合、「ホームページに書いてあります」で終わらせるのではなく、なぜホームページを見ても伝わらなかったのかを考えてみましょう。
情報そのものが掲載されていない場合もあれば、掲載していても見つけにくい場合もあります。
FAQなどを用意していても、閲覧しづらいサイト構造ではユーザーが自己解決できず、問い合わせ対応の負担につながることもあります。
お客様からの質問は、ホームページの改善点を教えてくれる貴重な情報です。
メニューを見ただけで何があるかわかるようにする

ホームページでは、メニューの名前も重要です。
たとえば、
- 「Information」
- 「Contents」
- 「その他」
と書かれていても、その中に何があるのか分かりにくいことがあります。
それよりも、
- 「料金」
- 「サービス内容」
- 「アクセス」
- 「よくある質問」
- 「お問い合わせ」
など、クリックした先に何があるのか想像できる言葉を使った方が分かりやすくなります。
カテゴリ名が曖昧だと、ユーザーは目的の情報がどこに含まれているのか予測しにくくなります。
おしゃれな言葉を使うことよりも、まずは迷わないことを優先しましょう。
情報を細かく分けすぎない

情報を整理することは大切ですが、ページを細かく分けすぎると、逆に目的の情報を探しにくくなる場合があります。
たとえば、
- 「サービス概要」
- 「サービス詳細」
- 「サービスの特徴」
- 「サービス料金」
- 「サービス利用方法」
と細かくページを分けると、ユーザーは何度もページを移動しなければなりません。
関連する情報であれば、1つのページにまとめて、
- サービス内容
会社のサービス内容を把握
- 特徴
サービスや会社の特徴を把握
- 料金
料金を確認して支払い可能か判断、他社や市場と比べて高くないか把握
- 利用の流れ
サービスを使うときの流れを確認
- よくある質問
利用者の声を見てサービスの質を理解、サービスを利用するにあたり自分の心配事を解決できるか把握
- 申し込み
よく調べて納得できたら申込み
というように、そのページを読めば必要な情報が一通り分かる構成にする方法もあります。
ページ数を増やすことが、必ずしも分かりやすさにつながるわけではありません。
必要な情報を整理して見つけやすくする

ホームページには、お客様が必要とする情報をできるだけ充実させることが大切です。
会社紹介、サービス、スタッフ紹介、ブログ、商品、採用情報、SNS、キャンペーン、会社の歴史など、掲載する情報が多いこと自体は問題ではありません。
大切なのは、お客様が必要な情報を迷わず見つけられるようにすることです。
例えば、トップページにすべての情報を並べるのではなく、目的に応じて情報を分類し、メニューやリンクから必要なページへ移動できるようにします。
また、お客様が特に知りたい情報や、問い合わせ・申し込みにつながる情報は、目につきやすい場所に配置することも重要です。
情報を減らすのではなく、必要な情報を充実させながら、見つけやすく整理することがホームページ改善のポイントです。
大切な情報ほど目立つ場所に置こう

すべての情報を同じように扱う必要はありません。
お客様がよく探す情報ほど、見つけやすい場所に配置します。
たとえば飲食店なら、
- 「メニュー」
- 「営業時間」
- 「場所」
- 「予約」
パソコン教室なら、
- 「学べる内容」
- 「料金」
- 「日時」
- 「申し込み」
などが重要でしょう。
こうした情報をトップページからすぐ確認できるようにしておけば、お客様がサイト内を探し回る必要がなくなります。
ホームページでは、情報の有無だけでなく優先順位を考えることが大切です。
スマートフォンでも情報を探しやすいか確認しよう

パソコンでは見やすいホームページでも、スマートフォンでは分かりにくくなっていることがあります。
特に確認したいのが、メニューが開きやすいか、文字が小さすぎないか、ボタンを押しやすいか、重要な情報まで何度もスクロールしなければならない構成になっていないか、といった点です。
実際に自分のスマートフォンでホームページを開き、「初めてこのサイトを見た人でも目的の情報を探せるか」という視点で確認してみましょう。
検索からトップページ以外に来ることも考えよう

ホームページを見る人が、必ずトップページから入ってくるとは限りません。
Googleなどで検索して、
- 「料金ページ」
- 「商品ページ」
- 「ブログ記事」
- 「イベントページ」
などから直接ホームページに入ることもあります。
そのため、どのページから入っても、
- 「これは何の会社なのか」
- 「関連するサービスはどこにあるのか」
- 「問い合わせるにはどうすればいいのか」
が分かるようにしておくことが大切です。
ヘッダー、メニュー、パンくずリスト、関連記事、問い合わせへの導線などを整えて、途中のページから入ってきた人も迷わせないサイトを目指しましょう。
問い合わせや申し込みまでの導線も確認しよう

必要な情報を読んでもらうだけでホームページの役割が終わるとは限りません。
「このサービスを利用したい」と思ったあとに、「どこから申し込むの?」となってしまえば、お客様を逃してしまう可能性があります。
サービス紹介を読んだあとに申し込みボタンを配置する、料金を確認したあとに問い合わせへ進めるようにするなど、情報を確認したあとの行動まで考えてページを設計しましょう。
必要な情報には、サービス説明などのコンテンツだけでなく、問い合わせや予約といった次の行動へつなげる導線も含まれます。
ホームページを作った本人以外に見てもらおう

自分で作ったホームページは、自分では問題点に気づきにくいものです。
作った本人は、
- 「料金はここ」
- 「問い合わせは右上」
- 「詳しい内容はこのページ」
と場所を知っています。
初めて訪れた人は知りません。
そこで、ホームページをあまり見たことがない人に、
- 「料金を探してみて」
- 「営業時間を調べてみて」
- 「このサービスに申し込んでみて」
など、実際に操作してもらう方法があります。
途中で迷ったところがあれば、そこが改善候補です。
作った人にとって分かりやすいことと、お客様にとって分かりやすいことは同じではありません。
ホームページは公開したら終わりではない

ホームページは、一度作ったら完成というものではありません。むしろ、公開してからが本当のスタートです。
ホームページを活用するうえで大切なのは、お客様に役立つ情報を継続的に発信していくことです。
例えば、お客様からよく寄せられる質問への回答や、商品・サービスの選び方、専門知識を活かしたアドバイスなど、お客様が知りたいと思う情報を定期的に掲載していきましょう。
こうした情報を充実させることで、ホームページを訪れたお客様の疑問や悩みを解決するだけでなく、検索を通じて新しいお客様に見つけてもらう機会を増やすことにもつながります。
もちろん、サービス内容や料金、営業時間などの基本情報を最新の状態に保つことも欠かせません。
さらに、アクセス解析や問い合わせ内容を確認しながら、お客様が必要な情報を見つけられているか、問い合わせや申し込みまでスムーズに進めるかを定期的に見直すことも重要です。
ホームページは作って終わりではなく、役立つ情報を発信し、改善を重ねながら育てていくものです。
お客様になったつもりで自社ホームページを確認してみよう

ホームページを改善するとき、まず大がかりなリニューアルをする必要はありません。
一度、自社のホームページを開いて、
「初めてこの会社を知ったお客様だったら、知りたい情報を見つけられるだろうか?」
と考えてみてください。
そして、
- 「料金を知りたい」
- 「サービス内容を知りたい」
- 「場所を調べたい」
- 「問い合わせたい」
など、実際のお客様になったつもりで操作してみます。
必要な情報へなかなかたどり着けないのであれば、メニュー、ページ構成、情報の順番、リンクなどを見直してみましょう。
ホームページは、情報をたくさん掲載することが目的ではありません。
必要な人に、必要な情報がきちんと届き、次の行動につながることが大切です。
よつばIoTカレッジではホームページの活用方法も学べます

ホームページを作るときは、WordPressの操作方法やデザインだけを覚えればよいわけではありません。
- 「誰に見てもらうのか」
- 「どんな情報を掲載するのか」
- 「どの順番で見せるのか」
- 「問い合わせや申し込みへどうつなげるのか」
といった考え方も重要です。
よつばIoTカレッジでは、ホームページ制作だけでなく、WordPress、Webライティング、SEOなど、Webサイトを仕事や情報発信に活用するためのスキルを学ぶことができます。
ホームページを作れるようになりたい方はもちろん、すでにあるホームページをもっと活用したい方も、目的に合わせて学んでみませんか。
