ホームページの結果が出ない7つの原因!アクセスが増える対処法とは?

いまや自社ホームページを開設しているのは当たり前の時代。
開設している目的は各々異なりますが、最大の理由はズバリ!「集客」ですよね。

最新のデザインや技術を取り入れるため、専門の制作会社に依頼してホームページを制作したというケースも多いのではないでしょうか。

しかしコストに比例したアクセス数になるだろうと、期待を大にして公開したものの、ふたを開けてみたらあまりアクセス数が増えず、また集客にも結び付かない!

そんな悩みを抱えている人に、今回はホームページを開設しても結果が出ない原因と、対策方法についてご紹介します。

(注)「ホームページ」とは、そもそも特定のサイトのトップページを指す言葉で、トップページを含めた全体をウェブサイトと言います。
しかしこの記事ではホームページもウェブサイトも同義として使用しています。

ホームページの結果が出ない7つの原因はこれ!

ホームページを開設したのに、思うような結果が出ないという場合は、まずはその原因を特定する必要があります。

結果が出ない原因としていろいろな理由が考えられますが、まずは次の7つのポイントを確認してください。

  1. 競合対策ができていない
  2. アクセス解析をしていない
  3. 更新をしていない&コンテンツが少ない
  4. ターゲットが明確になっていない
  5. スマホに対応していない
  6. SEO対策をしていない
  7. 検索エンジンに登録されていない

ではそれぞれについて具体的に見ていきましょう。

1.競合対策ができていない

「モノ」や「サービス」の購入を検討する時、多くの人がまずインターネットで情報を検索し、さらに比較・検討した上で決定するという作業をしていると思います。
つまり、同業他社がいる業界では、競合サイトの状態を解析することが重要です。

競合サイトをしっかりと解析した上で、自社サイトに足りない情報やオリジナルの内容を追加することで、競合先よりも魅力のある情報を発信していくことができ、その結果として検索結果にも表れてくることになります。

2.アクセス解析をしていない

競合サイトを解析すると同時に、自社サイトも開設したら訪問者のアクセス解析を行っていきます。
アクセス解析では、アクセス数、アクセスされた場所、アクセスしたデバイスなどの情報がわかるので、これらのデータからホームページの改善点が見えてきます。
しっかりと改善点を把握することで、よりよい成果をつかむことができるのです。

しかし、制作会社などの専門業者に頼んで自社サイトを制作した場合でも、アクセス解析用のツールを設置しただけで、その後のデータを分析しない、そのデータの見方をざっくりとしか教えないというケースがあります。

アクセス解析はツールを設置しただけでなく、日々蓄積されていくデータを集計・分析することに意味がありますので、ぜひ活用していきましょう。

3.更新していない&コンテンツが少ない

競合分析と自社サイトのアクセス解析もばっちりだったとして、それでもなかなか訪問者が増えない、集客につながらないというのであれば、自社サイトの更新頻度を確認しましょう。

もしかして、開設してからほとんど更新してない、ということはないでしょうか。

情報は常に最新にしておく必要があり、更新せず古いままでは、一度はあっても二度目はありません。

そのためには情報発信だけでなく新しいコンテンツを追加していくことが大切になってきますが、どの程度のコンテンツを追加していくかも検討しなければいけません。

自社に関する情報(休業や最新ニュースなど)はもちろん、事業に関係するコンテンツで集客につながるワードを盛り込んだ記事を掲載するといったことで、利用者に対し「この会社は常に最新の情報を提供してくれる」と認識され、リピーターとなってくれるのです。
せっかく訪問してくれてもすぐに他社のサイトに行かれてしまわないよう、「また見に来たい!」と思ってもらえるように飽きさせない工夫が必要です。

4.ターゲットが明確になっていない

閲覧者にとって有益なコンテンツと認めてもらうためには、自社サイトのターゲットを明確にしておきましょう。
万人に向けたサイトを制作するのもいいのですが、それではアクセス数などを増やすにはかなりの労力が必要となります。

ある程度ターゲットを絞れば、適したサイトデザインを考えたり、掲載するコンテンツを検討することも容易になってきますので、サイトを制作する担当者も作業がしやすくなるでしょう。

5.スマホに対応していない

2018年、日本国内のスマートフォンの普及率は約80%となっています(総務省「情報通信白書」令和元年版)。

多くの人がスマホでインターネットを利用している環境を考えると、自社サイトも「モバイルフレンドリー(スマホでも快適に表示できるようにサイトを最適化すること)」に対応した仕様にしておくことは重要です。

これまでは、パソコンのモニターサイズに合わせて作られたサイトを、スマホやタブレットといったモバイル端末の画面サイズに合わせて縮小して表示することが一般的で、その場合は文字が読みづらかったり、操作がしづらいという問題がありました。
中には同じ内容でも、モバイル端末用として別にモバイルサイトを用意し、モバイルユーザーにはモバイルサイトから閲覧してもらうように促すこともありますが、この方法ではわざわざサイトを2つ用意する必要があり、コスト面でも保守の面でも管理が大変です。

そこで、モバイルフレンドリーに対応した「レスポンシブデザイン」を採用することで、1つのURLでパソコンからスマホまで端末影響されることなく閲覧してもらうことができるようになり、この問題を解決することができます。

利用者にとっては閲覧しやすくなり、ホームページをメンテナンスする担当者にとっては保守管理がしやすくなるという、このメリットは見逃せないでしょう。

ホームページのデザインが悪いと人の印象に残るどころか、良くない印象をあたえてしまい人は集まりません。

最近のスマホやパソコンはスペックが高くなり、通信速度も上がり昔に比べ鮮やかで多機能なサイトが表示できるようになりました。
ホームページを見たときに、明らかに古いデザインであったり、操作性が悪かったりするとその企業に対して将来性を感じにくくなりますね。

6.SEO対策をしていない

ホームページを作るときにSEO(検索エンジン最適化)対策をしっかりしていないと、アクセス数増加などの効果は期待できません。

一般的に、特定のキーワードを使って検索エンジンで検索した結果の上位に人が集まっていきます。
つまり、SEO対策をしていなければ検索エンジンの検索結果にホームページが表示されない、あるいは表示されても上位ではないために、多くの人に訪問してもらえなくなります。

7.検索エンジンに登録されていない

意外な原因として、ホームページが検索エンジンに登録されているかどうかを確認しておきましょう。

そもそもGoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のワードを検索した場合、どうやって検索結果が表示されるのかというと、検索エンジンは定期的にクローラーと呼ばれるロボットを使用して、インターネット上に公開されているウェブサイトから情報を収集し、専用のデーターベースに記録しています。
そして利用者の入力したワードについて、データーベースに記録されている情報から最適なものを判別して、検索結果として表示させるのです。

この、検索エンジンの専用のデーターベースに登録されている状態を、インデックスされていると言います。
そして公開直後のホームページはまだクローラーが巡回してきておらず、つまり検索エンジンに未だインデックスされていない状態であり、検索結果に表示されないのです。

そこで、ホームページを開設し公開したら、クローラーの巡回を待つのではなく、こちらから検索エンジンにアプローチして情報を提供し、インデックスされた状態にするわけです。

自社サイトを公開した以外でも、新しいコンテンツを追加したりホームページを更新したりした時は、検索エンジンへその旨を伝えることが重要となります。

ホームページが検索結果に出ない場合の対処法

ホームページを開設しても集客に結びつかない原因を見てきましたが、どれか引っかかるものはありましたでしょうか。
せっかく開設したホームページで良い結果を出すためにも、原因として考えられるものが見つかったら、しっかり対策をしていきましょう。

先ほど紹介した原因のすべてについて対処法を紹介すると長くなってしまいますので、今回は基本中の基本となる、検索エンジンへのインデックス方法をメインに、3つの対策方法をご紹介します。

  1. Googleアナリティクスに登録する
  2. Google Search Consoleに登録する
  3. ページがno-indexに設定されていないか確認する
  4. コンテンツの問題点を解決する

では、もう少し具体的に見ていきましょう。

1.Googleアナリティクスに登録する

自社サイトを開設したら、最初に導入したいツールがGooge社のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」です。
訪問者数や訪問者の属性、ページの遷移などサイトを運営する上で必要となるデータを計測することができます。

Google社のツールは、Googleアカウントを取得していることが前提になります。
取得していない場合は、以下のページでGoogleアカウントを取得してから先に進みましょう。

● Googleアカウントの作成 │ Google

以下の手順に従って登録をしていきましょう。

  1. Googleアカウントにログイン後、Googleアナリティクスのページにアクセスします。
  2. 「無料で利用する」から登録し、下記の設定をします。 ①アカウントの詳細:アカウント名を作成(会社名やサイト名など分かりやすいもの) ②アカウントのデータ共有設定:必要な項目にチェックを入れる(基本は全部にチェック) ③測定の対象:「ウェブ」「Apps」「アプリとウェブ」から選択(基本は「ウェブ」を選択) ④プロパティの設定:「ウェブサイトの名前」「ウェブサイトのURL」「業種」「タイムゾーン」を設定 ⑤利用規約の同意:同意にチェックを入れる

各種設定が終わると、最後にGoogleアナリティクスがデータ計測をするために必要となるトラッキングコードが表示されます。
表示されたトラッキングコードを、ホームページの<head>タグの直後に設置して、設定は終了です。

2.Google Search Consoleに登録する

ホームページが検索結果に出ない理由として、検索エンジンにインデックスされていないということが原因として考えられる場合の対処法です。

コンテンツを新規追加した時や更新した時にも、この方法で検索エンジンに伝えて、インデックスされている情報を更新することができます。

今回は、SEOを考えたときに最も影響力のある代表的な検索エンジン「Google」に対応するために、Google社が提供している、Google Search Consoleを使用します。

まずはGoogle Search Consoleを使ってホームページを登録する方法は以下の手順で行います。

<Google Search Console登録手順>

  1. Googleアカウントにログインした状態で、Google Search Consoleのページを開く
  2. プロパティタイプ選択画面で、「ドメイン」または「URLプレフィックス」に自社サイトのURLを入力して続行する ※プロパティのタイプは、サイト全体を登録する場合は「ドメイン」を、特定のページを登録する場合は「URLプレフィックス」を選択する
  3. 所有権の確認は、GoogleアナリティクスとGoogleアカウントが正しく連携されていると、「Googleアナリティクスアカウントを使用する」を選択するだけで確認終了

Google Search Condoleに登録完了すると、自動的に自社ホームページのインデックス作業が行われます。

3.ページが no-indexに設定されていないか確認する

検索エンジンに無事インデックスされたとしても、公開しているコンテンツがno-indexに設定されていると検索結果に表示されません。
意図的にno-indexと設定しているのであれば良いのですが、間違えて設定しているときは注意しましょう。

またWordpress(ワードプレス)を使用している場合、プラグインなどの影響で気付かないうちにno-indexとして自動生成される可能性があります。
このような場合に、エラーが出てGoogle Search Condoleに登録されていないかもしれません。

WordPressの設定やプラグインなどを見直す必要があります。

4.コンテンツの問題点を解決する

コンテンツに何らかの問題があるときに、Googleからペナルティを受けて最悪ホームページが検索結果に表示されなくなってしまいます。
Googleからペナルティを受けるとは、Google公式の「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」に違反した場合に課せられるペナルティのことです。

Googleからペナルティを受けてしまったときの対処法は、違反している可能性のある部分を地道に修正していくしかありません。

ガイドラインにあるペナルティが課せられる問題点はいろいろあります。

  • 過剰にキーワードを使用していないか
  • 複数に渡って、同じ内容のページが作られていないか

上記の2つについて解説していきます。

過剰にキーワードを使用していないか

ホームページのSEO対策として、大量のキーワードを埋め込んでしまうと、ペナルティを受けてしまう場合もあるので注意してください。

そもそもキーワードが過剰に埋め込まれていると、不自然な文章になってしまいます。
コンテンツの内容を見直して、キーワードが過剰に出てこないようにすることが大切です。

キーワードの出現率をチェックするツールなどもあるので活用しましょう。

複数に渡って同じ内容のページが作られていないか

検索結果の上位表示を狙って、故意にページ数を増やしたりしていると判断されるてペナルティを受けてしまいます。
ペナルティを受けないためにも、複数に渡って同じ内容のページが作られていないかコンテンツを見直してチェックすることが大切です。

過剰なキーワード同様に、チェックするツールなどがあるので活用しましょう。

検索結果に出るようになったら次にすべきこととは?

これまでは、ホームページが検索結果に表示されるようにする方法についてご紹介してきました。

では、ホームページで結果を出すために、次にするべきことは何でしょうか?

良い結果を出すためにすべきことについて5つご紹介します。

  1. ユーザーの検索意図を盛り込んだ内容の記事を作る
  2. 内容の薄い記事を作らない
  3. 顧客のターゲット層を絞る
  4. SNSとも連動させる
  5. 検索順位を定期的にチェックする

上記のようなことをしていくと、ホームページで結果が出せるようになってくるでしょう。

1.ユーザーの検索意図を盛り込んだ内容の記事を作る

キーワードで検索をしたユーザーは、そのキーワードに関連した商品やサービスを求めて訪問してくれます。
そして、ホームページを訪問してくれたユーザーが再度訪問してくれることが良い結果につながります。

そのためにも、ユーザーの検索意図を盛り込んだ内容の記事を作ることが大切です。

2.内容の薄い記事を作らない

ホームページの検索順位を上げたくて、ページ数を増やすのは良いことです。
しかし、ただ多くのページを作るのでは意味がありません。ページ数の多さはあくまでも目安と思ったほうが良いでしょう。

中身のない記事では検索順位は上がりません。
しかし訪問者にとって役に立つページは人気が上がります。
そして、Googleから高評価のページとされ順位は自然と上がっていくでしょう。

また、ページ数を増やそうとして似たようなページを作ってはいけません。
コピーコンテンツは禁止なのでGoogleからペナルティを課せられるかもしれないので気を付けましょう。

3.顧客のターゲット層を絞る

顧客のターゲット層を絞ってコンテンツを作成することがアクセス数を増やし集客するのに大切なことです。
ターゲット層を絞ることで、ホームページを作成するときの方向性が明確になります。

また、ホームページの更新もしやすくなるでしょう。

そして、訪問者が印象に残るような内容のホームページになり、固定の顧客を手に入れることができます。

4.SNSと連携させる

ホームページのコンテンツの追加や更新を行ったときには、それと同時にツイッターやインスタグラムで情報を発信し拡散させましょう。

SNSを利用すると多くの人にホームページの情報を知ってもらい、そこからのアクセスも期待できます。

また、ホームページのトップなどに、SNSのソーシャルボタンを設置することも多くの人を集めるのに役立つでしょう。

5.検索順位を定期的にチェックする

キーワードで検索したときの検索結果が上位に表示されることはとても大切だとご紹介しました。

ホームページを作成した当初は検索結果の上位に表示されていても、放置していたら順位が下がっていたということがあります。

日々サイトなどの評価基準が変わっていくため、順位が下がってしまうことは仕方ないことです。
大切なのは、そのことに早く気付くことです。

そのためには、検索結果の順位を定期的にチェックしておきましょう。
そして、順位が下がった原因を知り、順位を上げる対策をしてください。

順位が上がらないときは、リライトしてコンテンツの内容を追加したり、不要な部分は削除したりしてみましょう。

まとめ

ホームページでアクセス数を増やし集客しようとしても、結果が出ないことがよくあります。
いろいろな原因が考えられますが、まずは結果がでない原因をしっかり探り、その理由を理解して対処することで良い結果につなげることができます。

なにより、ホームページへのアクセス数を増やすためには、SEO対策を施して、検索結果に上位表示されるようにすることです。

そして順位が上位になっても、定期的な順位の確認は忘れずに行いましょう。

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