ホームページで効果が上がらない5つの原因とは?集客を上げるコツ教えます

現在、大手はもちろん中小企業でも多くの会社がビジネスツールとして、ホームページ(Webサイト)を開設しています。

最新の技術と、ユニバーサルデザインで見た目の良いキレイなサイトを作るためにはそれなりに初期投資が必要となりますが、一度作ればあとは月々の費用は、ドメイン料やサーバー代など、かかるコストはさほど高くはありません。

とはいえ、自社サイトを開設した効果が必ず出るかというとそういうものでもなく、閲覧数が少ない、滞在時間が短い、集客につながらないということも少なくありません。

それはどうしてかというと、自社サイトを開設したというだけでは、集客が上がる訳ではないからです。

ではどうすれば集客につながるのか、その理由とコツについてご紹介します。

企業がサイトを作成する3つのメリット

ある企業の概要を知りたいと思った時、今では当たり前にその企業の自社サイトを閲覧するだけで会社概要を知ることができます。
しかし、その自社サイトがなかったら、どこでその企業の情報を得ることができるでしょうか。

電話やメールで企業パンフレットを資料請求したり、あるいは受け取った名刺に記載されている情報を頼りにしていた時代もありました。
しかし、せっかくインターネットという便利なツールがあるのですから、これを活用しない手はありません。

そこでまずは具体的に、サイトを作成するメリットについてみていきましょう。

  1. 自社のサービスを24時間365日アピールできる
  2. 自社の信頼度がアップする
  3. 最新情報を伝える手段になる

1.自社のサービスを24時間365日アピールできる

自社サイトの良いところは、パンフレットや名刺などの紙媒体とは異なり、インターネットで自社サイトに関係するキーワードを検索してくれた、多くの人に見てもらうチャンスを得ることができるということです。
しかもインターネットは、上位表示されれば24時間365日閲覧してもらうことができ、より多くの人に自社をアピールすることができます。
SNSやブログを活用すれば、さらに提供できる情報量は増え、膨大なコストを掛けることなく、効率的に自社に関する情報を提供することができるのです。

2.自社の信頼度がアップする

自社サイトの開設・運営は、それだけで会社の信用につながります。
これだけ多くの企業が自社サイトを保有し、自社製品の紹介からリクルート情報、会社概要などをインターネットを介して提供している中で、「自社サイトを持たない=自社に関する情報をインターネットで提供しない」ということは、利用者は手軽に情報を収集することができませんし、その会社について深く知ることもできません。

その結果「良く分からない会社」という判断をされてしまい、そこに利用者からの信頼を獲得することは難しいといえるでしょう。

もちろん、信頼度を増していくには、ユーザーの求める情報や最新サービス情報を常に発信していくことが求められます。

3.最新情報を伝える手段になる

紙媒体の製品カタログや企業パンフレットは、変更や追加があった場合にその都度印刷し直さなければならず、時間とコストが掛かります。
また新聞広告などのメディアを利用すると、さらにコストが掛かります。

しかし自社サイトがあれば会社概要を知ってもらうだけではなく、会社についての最新情報やおオススメ情報など、アピールの手段として活用することができます。

例えば、キャンペーンやイベント情報、新製品のお知らせなど、サービスを提供できるタイミングに合わせて効率的に情報発信をすることが可能です。

サイトで効果が上がらない5つの原因

せっかく自社サイトを立ち上げたのに、「その効果を感じられない」「集客に結びつかない」という声をよく耳にします。

効果が感じられない場合には、それなりの原因があります。

  1. 作成したあと放置している
  2. サイトのターゲットが定まっていない
  3. デザインにこだわりすぎている
  4. 基本的な集客対策ができていない
  5. アクセス解析をまったくしていない

具体的に効果が上がらない、その原因を確認していきましょう。

1.作成したあと放置している

意外に多くの人が、「サイト」は開設するだけで、あとは何もしなくても勝手に集客ができる、売り上げに結び付くと考えてしまうのですが、実際にはそううまくはいきません。

集客や売上げに結びつけるには、サイトを常に最新の情報にしておく必要があります。
古い情報のままで、まったく更新されていないサイトを誰が見に来るでしょうか。

「サイトに掲載している情報に変更がないから」と、開設してから何もせず放置していると集客にはつながりません。
情報は常に最新のものが提供できるよう、定期的に更新してください。

2.サイトのターゲットが定まっていない

サイトを立ち上げる時点でターゲットを定めておくのも戦略のひとつです。
ターゲットに合わせた内容を記載していない場合は、ターゲットが絞られないため思うように集客が伸びていかない傾向があります。

サイトに記載する内容は、自社の商品やサービスを、どんなユーザー向けでどんなユーザーなら使用してくれそうかを想定して考えていきますので、具体性がないとなかなか厳しいものがあります。

例えば、「20代 女性」とターゲットが絞られていると、そこに向けたリサーチも可能です。

「より多くの方に知らせたい」と思って万人受けを狙っても、かえって誰にも情報が入っていきませんので集客にはつながりません。

3.デザインにこだわりすぎている

サイトを作成しても効果が上がらない原因は、ユーザー向けに作成していないことが考えられます。
よく陥りがちなのは、見た目のデザインにこだわりすぎて、自分の好きな情報だけ掲載することです。

考えていただきたいのは、基本はユーザー目線、サイトを利用する人の視点で作成しているかどうかということです。

サイトを見ているのは、そこから情報を得ようとする人です。
デザインよりも内容が充実していないと集客にはつながりません。

お客様がどんな情報を求めているのかリサーチしておくことも必要です。

4.基本的な集客対策ができていない

せっかくコストを掛けてサイトを作成しても、基本的な集客対策ができていなければ元も子もありません。
サイトを作って集客が増えるのを待っているだけではなく、集客するためには、SEO対策やSNSと連動させたり、広告出稿したりするなどの集客対策を合わせて行う必要があります。

訪問ユーザーを増やし、成果を上げるためにサイトをもっと充実させていきましょう。

5.アクセス解析をまったくしていない

「サイトを作ったのに集客が増えていない」「最新情報も更新しているのに」と嘆く前に、自社サイトにどれだけのユーザーが訪問しているのか、アクセス数をきちんと把握しているでしょうか。

サイトは作っただけでは、運用はできません。

サイトを利用して新商品のPRや集客をするのであれば、今後の改善策を考えるためにもサイトがどれ位見られているのか、反応がいいのか悪いのかをアクセス解析で確認することが大切です。
代表的なアクセス解析にGoogleアナリティクスがあります。無料で利用できますので、ぜひ活用しましょう。

自社のサイトの集客をアップさせる5つのコツ

サイトを作成して集客や売上げにつなげるには、開設した後のフォローをしっかり行うことが重要です。
効果が上がらない原因を知ったところで、集客をアップさせるコツを考えていきましょう。

  1. ユーザーファーストのコンテンツを作成する
  2. ブログの運営と併用する
  3. SEO対策をする
  4. SNSを利用する
  5. プレスリリースを配信する

1.ユーザーファーストのコンテンツを作成する

デザインや見た目重視にこだわっていると効果が上がらないとお伝えしましたが、自己満足の内容ではユーザーの目には止まりません。
「どのようなお客様か」「どんなものを求めているのか」「どのようなことで悩んでいるのか」などリサーチし、見に来てくれる人の悩みが解決できるコンテンツを作成し提供しましょう。

求めている情報が提供できれば、自社に対する信頼を獲得でき、利益につなげていくこともできるようになります。

2.ブログの運営と併用する

情報発信でオススメするツールとしてブログがあります。

ブログは時系列に情報を発信することができ、読者の意見や感想をコメントという形で投稿してもらうことでやりとりすることができます。

SNSの情報発信にも似ていますが、SNSはリアルタイムで情報更新することができ情報量が多いのに対して、ブログは日記のような感覚で更新することができます。

過去の投稿が見つけやすいというメリットもあり、情報が欲しい時に検索することができます。

ブログサービスは無料ブログと有料ブログがあり、無料のブログでは広告が表示されたり、画像の投稿枚数に制限が設けられていたりなどの制約があることが一般的です。
サイトと併用することによって、更新頻度を高めることができます。

3.SEO対策をする

サイトを活用して、しっかり運用していくためにはSEO対策もしていきましょう。

SEO(検索エンジン最適化)とは、検索エンジンで自社のサイトが上位に表示されるように技術のことです。

何かを検索した時、大抵は上位から見ていきますよね。

どうやって表示させるか工夫も必要です。
まずはターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを抽出しましょう。
ターゲットユーザーがどんなことに困っているか、どんな内容を求めているのかをリサーチしてコンテンツを作成します。
コンテンツを作成しただけでは検索エンジンに引っかかりませんので、サーチコンソールなどのツールを使用して認識してもらうようにしましょう。

4.SNSを利用する

集客の運用にはSNS(ソーシャルネットワークキングサービス)も有効です。
代表的なものとしてはFacebook、Twitter、インスタグラムなどがあり、書いたものをリアルタイムで発信することができますし、情報も常に更新されていきます。

主なSNSのそれぞれの特徴を簡単にご紹介します。

Facebook

文章と写真を投稿することができます。長文で投稿することが可能で、情報が多く掲載できるのが特徴です。

原則として実名での登録となります。

ターゲットはビジネスパーソンが対象です。

Twitter

文章と写真で投稿が可能ですが、Facebookと違って文字数に制限があります。

Twitterは拡散力が高く、ツイートした内容を読者がリツイートしていくことによって広がっていきます。
ただし、こまめに情報を更新していかないと拡散はすぐに止まってしまいます。

リアルタイムで情報発信できるのも特徴です。

インスタグラム

文章と写真で投稿することが可能で、インスタ映えというネーミングのとおり写真の影響力が強いのが特徴です。

若い世代での拡散力が高く読者から広がっていきます。
常に情報を更新していかないと拡散は止まっていきます。

LINE

LINEの特徴は、必ずお友達登録をしてもらう必要があることです。
お友達登録をしてもらうには、世間への周知が必要になりますが、一方でお友達登録さえしてもらえれば、様々な情報を発信するための有効な手段となります。

Youtube

人気ユーチューバーがチャンネルを開設し、面白いテレビ番組がない時には娯楽のひとつとして茶の間を沸かしているSNSです。

文字やイラスト、写真だけでは伝えにくい、映像での宣伝が可能です。

5.プレスリリースを配信する

新商品や新サービス、キャンペーンの告知にはプレスリリースを配信することもひとつの集客方法です。

新聞やメディアに取り上げられると商品やサービスの認知度が上がり、サイトの閲覧回数が増えていき、集客にも期待できます。

また、プレスリリースを利用することで、取材を受ける可能性もありますので、さらに情報公開につながる場合もあります。

プレスリリースの配信には無料と有料のサービスがあり、無料のサービスは制限がありますのでご注意ください。

まとめ

ここまでサイトの効果についてご紹介してきましたがいかがでしょうか。

サイトを作成したあと、集客に結びつけるためには対策が必要ですし、作っただけで何もしていなければ効果が上がらないということをご理解いただけたのはないでしょうか。
ターゲットを絞り効果的に使用すればサイトをさらに活用できるでしょう。

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