こんにちは!ひがっちゃです!
今日は東根の話題ではなく、また村山地区でもなく、はたまた内陸地方でもない、庄内地方酒田のお話になります。
あ、あと、残念ながら「ひがっちゃの中の人」ではなく「ひがっちゃの外の人」ですので、悪しからず(汗
「ひがっちゃの中の人」のファンの人には、申し訳ございません。
酒田でとてもおいしい肉そばを食べることができたので、うれしくなって記事を投稿することになりました。
山形、特に村山地方の人にとって、肉そばと聞くと思いつくのが「谷地(河北町)」の冷たい肉そばではないでしょうか。
全国的にもB級グルメとして、知っている人もいらっしゃいます。
でも、今回はそんな谷地の肉そばではなく、酒田の肉そばをご紹介します。
休みの日に酒田に行く機会があり、昼食にそばを食べたくて蕎麦屋を探していたところ、偶然にもたどり着いたお店です。
繰り返しになりますが、とてもおいしかったので、皆さんに紹介します。
そばのほかに隠れメニューもありますので楽しみにしてくださいね。
興味がある人は一度訪れてみてください!
NPO法人いぶき?
NPO法人とは「特定非営利活動法人」の略なのですが、利益を目的とせずボランティア活動に近いことをして、社会貢献をしていく会社になります。
蕎麦屋のお話なのに、いきなりNPO法人ってなによ!って思いませんか(汗
蕎麦屋なのに利益を出さない?
蕎麦屋なのにボランティア?
なんだかよくわかりませんよね(汗
実際、蕎麦屋に到着したとき、お店の看板に「NPO法人いぶき いぶきの家」と書かれていて、わたしもハテナがいっぱい。
実は看板のとおり、「NPO法人いぶき」さんが運営している蕎麦屋さんが、「いぶきの家」なんです。
でも、ボランティアで蕎麦屋さんって疑問が残りますよね。
「NPO法人いぶき」さんの仕組みはこうです。
いぶきさんは2009年に子供からご年配の方まで幅広く、誰でも気軽に集める施設として「いぶきの家」を開設しました。
そこで、ご年配の方が「やりがい」を求めたことをきっかけに、お客さんとふれあいをしてもらおうということで、「いぶきの家」に集う高齢者の方がボランティアとして働いて、おそばを提供しているのです。
そのため、値段とボリューム感は反比例しています。
並盛で普通のお店の大盛、大盛で特盛のような感じです(汗
住所:山形県酒田市市条字村ノ前59-3
電話:080-1661-3095
営業日:火曜日・水曜日・土曜日・日曜日(祭日はお休み)
営業時間:11:00~14:00
※上記情報はFacebookから引用しております。
Facebook:https://www.facebook.com/fureaidokoroibuki/
冷たい肉そば
ここで、「いぶきの家」の肉そばを紹介する前に、山形以外の人も読むかもしれませんので、「冷たい肉そば」について紹介します。
河北町(谷地)の人は肉そばと言えば、「冷たい肉そば」。
で、そのお肉はと言うと「豚バラ肉」ではなく、「鶏肉」です。
「鶏肉」でも、若鳥の「もも」や「むね」ではなく、親鳥のお肉でスライス上のものです。
コリコリとした食感で、歯ごたえがあるお肉になります。
「鳥そば」は普通に「もも肉」を使うと思いますが、親鳥のスライスを使用しているのが「肉そば」です。
親鳥の肉のため、冷たいツユでも油が浮かず、すっきりと食べることができます。
実物はあとで、「いぶきの家」のおそばを見てください。
庄内の冷たい肉そば
「いぶきの家」のメニューを紹介します。
ん?肉そばしかありません(汗
蕎麦屋でしかも肉そばしかない!
これは、河北町(谷地)のお蕎麦屋さんに入ったとしても珍しい。
選択の余地が並みか大盛しかありません。(肉増しもありますが)
今はメニューが豊富になりましたが、昔の「早い・安い・うまい」のお店を彷彿とさせます。肉増しなんてのもあるのが、まさに似ています・・・「アタマの大盛」のようだ。
実際に運ばれてきたのがこちら。
お肉は分厚く、お蕎麦は腰が強かったです。
河北町(谷地)の肉そばに似て、河北町(谷地)のそばにあらず。
あっ、もちろん河北町(谷地)の肉そばもおいしいですよ(汗
でも、「いぶきの家」の肉そば、とてもおいしかったです!
お母さんとの会話
ここで、ちょっとお店のお母さんとの会話を紹介。
席に座って早々。
「はじめて、このお店に来たんですが、酒田で冷たい肉そばって珍しいですよね」
「谷地の肉そばと関係あるんですか?」
「冷たいのと温かいのどちらがおすすめですか?」
お母さん
「へ~、初めてかい」
「よくこんな分かりにくいところ来たね~」
「全然関係ないよ」
「常連さんは、谷地の肉そばも食べたけど、いぶきの肉そばが好きと言って通ってくれる人もいるんだよ」
「そばが好きな人は、寒くても冷たいのを注文するかな」
ん~、ますます、気になってきた(汗
こんなことで、冷たい肉そばの大盛を注文しました。
お蕎麦が、運ばれてきてから
「写真を撮ってホームページで紹介してもいいでしょうか?」
お母さん
「おー、いいよ、いいよ。ぜひ紹介して」
「わたし、ボランティアなんだよ」
「ここで働いている人は、作っている人以外は、み~んなボランティア」
「作っている人は、会社のひとなの」
「みんなとお話がするの楽しくてね~」
あ~、なるほど、やっと謎が解決できた!
と、こんな感じでした。
ナニヤコーレ?何やこれ
お蕎麦を待っているときに、テーブルに挟まっている新聞記事を見ました。
そして、お母さんが持っている注文票に「ナニヤコーレ」という文字を発見。
メニュー表にないぞ・・・
すかさず、「ナニヤコーレっていつ食べられるんですか?」と聞いたところ、「えっ?食べたい?食べてみるかい、いつでも食べられるよ」とのこと。
すかさず注文をして、運ばれてきたのがこちら。
1個200円です。
庄内柿を干して、国産バターをロール状にしたものを、冷凍してスライスされたものです。
普通の干し柿を食べるのと全然違う!
普段はあまり干し柿が好きじゃないんですが、すごくおいしかったです。
お酒に当てにするのにぴったりなスイーツと考えてください。
会計のときに、注文票に数が書かれていなかったため、「ナニヤコーレ」のお代を出さずにしてしまったところ、「ナニヤコーレは試食かい?」と言われて、慌ててすみませんとお代はお支払いするつもりでした!とお代を出したのですが、お母さんが「いいよいいよ、試食でいいよ!おいしかったって言ってもらえるんであればいいよ!」と(汗
そこで、お土産として持ち帰りしますといって、おひとつ買わせていただきました。
「このナニヤコーレって、どこかのお土産屋さんに売っていないんですか」と聞いたのですが、「いぶきの家」に行かないと買えないそうです。
家族にお土産として食べてもらったら、「バターの味が濃厚で、干し柿に合うね」とのことで好評でした。
とても、ほっとしたひと時で、かつおいしいお蕎麦でしたので紹介させていただきました。
「いぶきの家」のお母さんありがとうございました!
また、興味がある人はぜひ足を運んでください!
ひがっちゃの外の人でした(汗